インドネシア旅行記 ジャカルタ-クタ-ウブド編
リラックスした旅をしたいと思った
広島ヲルガン座の泉さん(店長)にもらった
YMOという往年のミュージシャン細野晴臣さん著書の
「アンビエント・ドライヴァー」という一冊の本と出会い
何気に開いた1ページ目。飛び込んで来た言葉は
「離れ小島の砂浜で裸足になった時 いい風が指の間を吹き抜けていった」
そんな言葉に引っかかった僕は
「あぁ、この一冊の本を読むために旅に出よう」と思った。
場所はどこでもいい。移動の飛行機の空の上、名もなき街のベッドの上
通りすがりのツリーハウスやビーチサイドのハンモック、jazzが流れる
カフェのソファ席でもいいだろう
特に何も決めずただお気に入りの本を一冊を持って
「そのときに気に入った街の気に入った場所でただ本を読むそんな旅も素敵じゃないか」
と思ったのだ。
Takuya IDE君との2マンライブが終わり、ヨースケコースケの「アルビレオ」ツアー
もひと段落。このタイミングに小旅行に出ようと計画を企てた。
花瓶に水を入れ花を挿すように、また僕たちの終わらない創作の旅には
新しい水と、新しい花を迎え入れる準備をしなくてはならない。
SMAPさんの「新しい地図」というグループ名もきっとそういった新しい創作への旅を
意図したグループ名なんじゃないかと思う。
Takuya IDE君との2マンは彼の今後の人生の為にも
約20年当たらずとも遠からずそれでも「音楽」を続けていくということ
その姿勢をしっかりステージ上の音楽で見てもらわなくてはとも思っていた。
僕が時を同じくして「尾崎豊さんと対バンですね」とあのトリビュートアルバムを
参加させてもらった時、今でいう炎上というかバッシングを浴びたわけですが
尾崎豊さんと対バンなのだから
「僕が思う最高の楽曲の仕上げ方で対バンに向き合いたかった」
その「禁猟区」という楽曲も「アンビエント」というジャンルで臨んだのですが
この本のタイトルにも偶然引っかかっていますね笑
そうやって潜在的なリセット願望を僕らはいつも内側に持っているのかもしれません。
そうして「なぜ、歌うのか??」「なぜ、ラップをするのか??」という「理由」を
ハッキリさせる為に僕は、僕たち「サカスパ」は
「抑え切れない僕らのJ-POP」という「今、歌う理由」を引っさげてライブに臨んだのでした。それは、音楽を介して「魂でぶつかってこいやー」という先輩からのメッセージみたいなものかもしれません苦笑←偉そうにごめぴよー♡
「アンビエント」とは???
直訳すると〈環境〉の意。そして、音楽ジャンル名でもある。どんな音楽かを言葉で表すと「ダウンテンポの音楽のジャンルの一つ」とある。さらには「アンビエント・ミュージックとは、作曲家や演奏者の意図を主張したり、聴くことを強制したりせず、その場に漂う空気のように存在し、それを耳にした人の気持ちを開放的にすることを目的にしている。 シンプルで静かなメロディーを繰り返す場合が多い。」
そうして、僕は、一つの山場を自分の中で超え、少し心の整理と自分の時間を見つめる旅に出ました。